選考委員の浦野さんの講評 「人の暮らしやざわめきに包まれ、夫婦らしき二人の会話が途切れ途切れに聞こえてくるようです。力強く生き生きとした線は光と影のコントラストが瑞々しく、繊細で揺らぎのある線は温かい質感を出し全体を引き締めています。細い線は彫刻刀を火で炙って調整されたそうです。吸い込まれるようなとても魅力的な作品」