グループホームてんじゅさんでは、地域の園児さんたちに渡すアクリルタワシを制作しています。
今回も２枚の土台を縫い合わせる方、表情を縫い付ける方、と出来ることをみんなで協力して進めました。
昔縫い物をされていた方が多く、見本をお見せすると縫い方を理解されます。
ですが手先の細かな動きや空間認知能力の低下により、昔のようには縫えず
「何かおかしいかな…」と不安になる事も。
そんな時はてんじゅスタッフさんが付き添い、糸が編地を通っている事を確認し
「できています」「大丈夫です」と寄り添ったお声掛けをしています。
縫い幅が不揃いでも、少し形がでこぼこでも、今できていることに注目しお伝えします。
長時間縫えなくても手のスピードが速い、ゆっくりだけど細かく縫える、
迷ったら手を止め質問する判断力がある…
大丈夫とお伝えすると表情が和らぎ作業を続けられます。
既製品のようなきれいな形ではありませんが、
このアクリルタワシには参加者さんの『今できる技術』が編みこまれています。
てんじゅスタッフさんが参加者さんに寄り添った対応をしてくださり、順調に制作が進んでいます。
スタッフさん同士でも教え合ったり、わからない事を参加者さんに質問したり。
一方通行ではなく皆が交流できる場になっていて、
発言や感情の表現が少ない参加者さんが「見ているだけで楽しい」と笑顔になっていました。
いつもご協力いただきありがとうございます。
（R6.9.4 14回目訪問）
【この活動は赤い羽根福祉基金を活用しています】
場所：岐阜市島新町4番6号
お問合せ：ひだまり創 058-214-9737（古澤・西部・洞山）
